2010年8月16日月曜日

ペンタケラトプス Pentaceratops

*今回の記事はゲスト投稿として、
ヤマモト生物模型作業週報」の記事より再編集したものです。













Pentaceratops sternbergii

白亜紀後期 北米
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 前回Pachyrhinosaurusの製作時に、英語のサイトでの論文購入に初めて挑戦したわけですが、今回はPentaceratopsに関する論文 を2本ダウンロードしてみました。その内1本はPDFファイルを保存する前に閉じちゃって、そのあとどうしてもPDFで開けなくてえらいあせりました。お金出 して買ったのに保存できるチャンス一度だけ!?まさか誤って閉じたら、もう一回買えと!?みたいな感じで。最終的にはできたんですが、英語のサイト緊張す る…。















 
 ダウンロードした論文には、”OMNH 10165”という番号を振られた大型の個体(愛称あるのかな?)の各部位の骨や全身の骨格図もあり、役立ちそうです。ただ全 身の骨格図は胴体の長さがいやにつまっているように見えました。肩甲骨の上の先と腸骨との距離とか肘と膝の間の距離とか、結構せまくて窮屈な印象でした。 そこで胴の長さはG・ポールの骨格図集を参考にちょっと伸ばしました。でも胴全体の傾きというか後肢の伸ばした感じは論文の骨格図で。と、いろいろ混ぜて 骨格図を描いてみました。まあ、数枚の図を見ただけで、一個一個の骨を子細に眺めたわけではないから「骨格図を描いた」はちょっとちがうか。
 ちなみに上からの図はG・ポールの「恐竜骨格図集」のカスモサウルス Chasmosaurus のページを参考にした想像図です。肋骨の幅、腸骨の幅などちょっと心配…。


主に参考にした資料
・"A Gigantic Skull and Skeleton of the Horned Dinosaur
 Pentaceratops sternbergi from New Mexico" Thomas M. Lehman
・"New Data on the Ceratopsian Dinosaur
 Pentaceratops sternbergii Osborn from New Mexico" Thomas M. Lehman
・「恐竜骨格図集」 グレゴリー・ポール(学研)
(文・イラスト ヤマモト