2010年9月28日火曜日

ステゴケラス Stegoceras validum






Stegoceras validum
 ステゴケラス・バリドゥム
 北米
白亜紀後期
 :
 パキケファロサウルスに代表される、堅頭竜・石頭竜と言われる事もあるパキケファロサウルス類の1種。全長は2m程度。
 今回のイラストは、御所浦白亜紀資料館に展示されている全身骨格レプリカを基に描いています。ステゴケラスの全身骨格の展示は国内では珍しいと思われます。展示のすぐ側にまで近づいて見る事が出来たり、同資料館にあるパキケファロサウルスの頭骨レプリカと見比べられるのも嬉しいです。

















御所浦白亜紀資料館のステゴケラス

 ステゴケラスはパキケファロサウルス類の中では、胴体部も発見されている数少ない恐竜だそうです。今回のイラストを描く際にもプロポーションは展示骨格そのままにしています。ただ、これだけの大きさの頭を支えるには、展示骨格の首は細長過ぎるような気もします。他の全身骨格や骨格図等には、首の骨をもっと太く、しっかりとしたものとして復元されているものもあるので、今回のイラストでも首は太めにしています。また、左右の肩幅をより狭く修正、シッポも展示骨格のように柔軟に曲がらないのでは、と考え、真っ直ぐに延ばした状態にしました。背中の装甲は、化石証拠は見つかっていないと思われるので、あくまで想像です。
 パキケファロサウルス類の中では、ホマロケファレにおいて頭部以外の保存の良い胴体部が見つかっているそうです。逆に、パキケファロサウルス類の多くが頭骨しか見つかっていないという事でもあります。ホマロケファレは国内では神流町恐竜センターに展示がありますので、パキケファロサウルス類好きの方は是非(私は、まだ見た事が無いのですが)。この仲間ではドラコレックススティギモロクがパキケファロの子供もしくは亜成体、という説が有名ですが、ホマロケファレプレノケファレの子供もしくは亜成体、という説も出ているようです。

















パキケファロサウルス(国立科学博物館)



主に参考にした資料
・「The Dinosauria」(University of California Press)
・「恐竜大図鑑」(ネコパブリッシング)
・サイト「恐竜パンテオン」内、神流町恐竜センター紹介記事

(イラスト・文 ふらぎ

2 件のコメント:

  1. ああこれは頭堅そうですね。
    言われてみると確かにステゴケラス見た事無いです。
    全長で2メートルだと、結構小さいんですね。

    >シッポも展示骨格のように柔軟に曲がらないのでは、と考え、真っ直ぐに延ばした状態にしました。

    尻尾が腱で補強されてるんでしたっけ。
    個人的には、恐竜の尻尾がぐねんぐねん曲がってる絵があまり好きではない、というか何となく不自然に見えるので、これ位の長さの尻尾なら真っ直ぐの方がかっこ良く、生き物として自然に見えて好きです。

    meribenni

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  2. >尻尾が腱で補強されてるんでしたっけ。

    ホマロケファレの標本を見ると、相当にしっかり補強
    されていたように見えます。腰から尻尾の
    横幅も広いですし、頭だけでなく尻尾の特徴も
    見逃せない恐竜ですね。

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