アパトサウルス
全長約23m
ディプロドクス
全長約26m
北米
ジュラ紀後期
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デフォルメ寄り&シンプルな表現で、恐竜をどう描き分けられるか、という主旨で試しに描いたイラストです。この2つは竜脚類の中でも同じディプロドクス類に属する近縁の恐竜で良く似ていますが、骨格を比べた時、パッと見で気が付くのは体格の差かと思います。アパトに比べ、ディプロドクスは華奢で細身な印象なので、その部分の違いを描き分けるポイントにしました。全長ではアパトのほうが短いのですが、体格の違い、またディプロのほうが尻尾が長いため、実際に骨格を目の前にするとアパトのほうが何となく大きく感じます。
ディプロドクスの背中から尻尾に小さなトゲがありますが、これはディプロドクスの化石で、尻尾付近から棘の印象化石が見つかった、という報告を元にしているためです。ですが、これに関してはその後、より詳細は報告・論文を見つかられなかったので、現在研究としてどう扱われているか、確認出来ませんでした。また、頭部についても、頭骨を元に描き分けてみました、(アパトのほうが、より馬面の感じがします)。
アパトサウルス(アメリカ自然史博物館にて2011年撮影)
アパトサウルスは、非常に良い保存状態の実物化石を組み立てた
全身骨格が 東京・国立科学博物館に展示。
ディプロドクス(ベルリン自然史博物館にて2011年撮影)
日本国内では、東海大学自然史博物館に常設展示されています。
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主な参考資料
・「世界最大の恐竜博2002」 図録
・「The Dinosauria」(University of California Press)
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(イラスト:ふらぎ 文:ふらぎ)
(恐竜・古生物イラストブログ「Extinct Creatures)