ブイトゥレラプトル・ゴンザレゾルム
全長 1.5m
アルゼンチン
白亜紀後期
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ヴェロキラプトルやデイノニクス、ミクロラプトル等に代表されるドロマエオサウルス類の中でも、南米・マダガスカルなど南半球で化石が発見されているウネンラギア類の一種です。 他のドロマエオサウルス類に比べても細長い顔が特徴的。また、小さく数の多い歯を持つ事も特徴の一つ。ほぼ完全な全身骨格が発見されており、また現時点では南米最古のドロマエオサウルス類でもあります。
今回のイラストでは、羽毛を黒っぽい色にしています。黒は太陽光を吸収しやすい色、つまり体温が上がり易い色なので中~大型の恐竜には使いにくい色なのですが、ブイトゥレラプトルは小型なので、こういう色の可能性も高いのでは、と考えました
(復元骨格 シカゴ・フィールド博物館にて2007年撮影
後に映っているのは、デイノニクス。南米と北米のドロマエオサウルス類の比較展示になっています。)
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主な参考資料
・"The unusual dentiton of Buitreraptor gonzalezorum (Theropoda: Dromaeosauridae), from Patagonia, Argentina: new insights on the unenlagine teeth"
Gianechini, F.A.; Apesteguia, S., Makovicky, P.J (2009).
・ "Unenlagiinae revisited: dromaeosaurid theropods from South America"
FEDERICO A. GIANECHINI and SEBASTIÁN APESTEGUÍA (2011)
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(イラスト:ふらぎ 文:ふらぎ)
(恐竜・古生物イラストブログ「Extinct Creatures)