2014年10月13日月曜日

オオツノジカ Megaloceros giganteus



オオツノジカ 
 Megaloceros giganteus
メガロケロス・ギガンテウス
(オオツノジカは和名。学名はMegaloceros giganteus

肩高:2.1m
発見地:ヨーロッパ~北アジア、アフリカ
時代:更新世後期
 

  最終氷期を生きた史上最大のシカ、それがオオツノジカです。その名の通り非常に大きな角をもち、その大きさは横幅3.5m、重さ40kgにもなりました。この大きな角は異性に対するアピールや、同性に対する威圧・闘争に使用されていたようです。
オオツノジカが生息していた時代には新人も生きており、17300年前に描かれたとされるフランス・ラスコーの壁画にはオオツノジカと思われる姿があります。
形態および骨・歯から抽出したDNAを用いた系統解析を行い、オオツノジカがヨーロッパに現在生息するダマジカに近縁である、とした研究結果があります。
オオツノジカは約40万年前に地球上に現れ、約8000年前に姿を消しました。シベリアからは7700年前のものとされる化石が見つかっています。絶滅の原因としては、人類による狩猟や環境の変化など、様々な説があります。
因みに日本にもヤベオオツノジカという大型のシカが生息していました。しかし、こちらはオオツノジカとは別属(Sinomegaceros)です。   
 (イラスト・ふらぎ、文・Kris S.

*今回は、オオツノジカの解説文は、大学で古生物学を専攻する Kris S.さんにお願いしました(ふらぎ)

全身復元骨格・2009年・ブリストル市立博物館にて撮影

主な参考資料
Lister, A.M., Edwards, C.J., Nock, D.A., Bunce, M., van Pijlen, I.A., Bradley, D.G., Thomas, M.G. & Barnes, I. (2005): The phylogenetic position of the 'giant deer' Megaloceros giganteus. Nature 438, 850-853.

0 件のコメント:

コメントを投稿