2018年11月24日土曜日

テチサウルス Tethysaurus

テチサウルス
Tethysaurus

体長:約3m 
時代:白亜紀後期 
発見地:モロッコ

 ヒレ状の手足ではないモササウルスの仲間です。原始的なものと進化的なものの中間的なモササウルスの仲間であったと考えられています。


エオシノプテリクス Eosinopteryx


エオシノプテリクス
Eosinopteryx

  体長:約30cm 
時代:ジュラ紀後期 
発見地:中国
とても小さな獣脚類です。トロオドン科の獣脚類に比べて鼻が短いことが特徴です。

プラケリアス Placerias

プラケリアス
Placerias
 
体長:約3.5m 
時代:三畳紀後期 
発見地:北アメリカ

 哺乳類の祖先である単弓類という爬虫類のなかまです。牙のように見えるのは犬歯ではなく、下方へ突出した上顎骨の一部です。

プラケリアス全身復元骨格
(2018年 アメリカ・ニューメキシコ自然史科学博物館にて撮影)

2018年6月27日水曜日

コンコラプトル Conchoraptor


コンコラプトル・グラキリス
Conchoraptor gracilis
体長:1.6m
時代:白亜紀後期
発見地:モンゴル

オヴィラプトル等のオヴィラプトロサウルス類の一種です。口はクチバシ状になっており歯が無く、雑食もしくは植物食だったという説が有力です。
近縁種のシチパチでは、巣の上におおいかぶさるような姿勢の化石も見つかっています。コンコラプトルも同様に巣の卵を守っていた、もしくは抱いてあたためていたと考えられます。



グアリコ Gualicho

グアリコ
Gualicho shinyae
 
発見地 南米
時代 白亜紀後期 

体長約7m、約9300万年前の白亜紀後期の南米に生息していました。前肢が短く、3本指のうち第3指が退化していると考えられるため、ティラノサウルスのような2本指の手に見える特徴をもっていますが、ティラノサウルスの仲間ではなく、ネオヴェナトール類に含まれます。学名の種小名shinyaeはシカゴ・フィールド博物館のプレパレータ(化石クリーニング担当)、新谷明子さんの名前が由来です

2018年1月18日木曜日

■「世界の恐竜MAP」中国版&台湾版

当社が恐竜・古生物イラストを製作した「世界の恐竜MAP」
中国版と台湾版が出版されました。

中国版




































台湾版







































2017年10月5日木曜日

コエロフィシス Coelophysis

コエロフィシス
Coelophysis
体長3m
発見地:アメリカ ニューメキシコ州
時代:三畳紀後期

 これまで数百体の化石が見つかっています。骨が中空になっていたことから、この名前が付けられました。前足の指は4本ありますが、1本は退化して機能していませんでした。2本、3本の指を持つ獣脚類への進化の途中にある恐竜だと考えられています。
 成体のコエロフィシスの化石の腹部から、幼体のコエロフィシスの骨が見つかったことから、コエロフィシスは共食いをしていたと考えられていました。しかし、この骨はワニの仲間の骨だとわかり、共食いではなく、代わりにほかの肉食動物と争っていた可能性があるということがわかりました。
 コエロフィシスは、幼体から老齢個体までが同じ場所に集まって化石になっていることがあります。このことから、コエロフィシスは群れで生活していたと考えられています。

 
コエロフィシス 復元骨格