Ophiacodon mirus
オフィアコドン ミルス
北米
全長 1.6m
ペルム紀前期
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哺乳類の遠い先祖の系統とされる単弓類、以前は哺乳類型爬虫類と言われていた動物群の一種。その中でもオフィアコドンが属するペリコサウルス類は、ディメトロドンが属するスフェナコドン類やエダフォサウルス類も含まれており、ペルム紀前期に繁栄した動物群でもあります。。
オフィアコドンは、その名前の由来の「ヘビの歯」にもあるように、細い歯を持っており、そこから主に魚を捕食する半水棲動物説がある一方で、縦に高く、横幅の狭い頭部が水中での捕食には向かない、また比較的しっかりとした四肢から、主に陸上で生活していたのでは、という説もあります。
今回は、陸上生活説に基づいてイラストを描いてみました。陸上での行動を想定して、胴体は少し細めにしています。
オフィアコドンには現在複数種が報告されており、今回参考にしたフィールド博物館の骨格はmirus種になります。全長は1.6m。これが最大と言われるmajor種だと全長2.6mになると言われています。
(全身骨格 2007年 シカゴ・フィールド博物館にて撮影)
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主な参考資料
・"Encyclopedia of Paleoherpetology. Pelycosauria" ROBERT R.REISZ
(イラスト・文 ふらぎ)
(恐竜・古生物イラストブログ「Extinct Creatures」)