2010年4月5日月曜日

ボロファグス Borophagus sp.

Borophagus sp.
中新世~鮮新世・北アメリカ
 食肉目・イヌ科の仲間です。このボロファグス属を含むボロファグス亜科は北アメリカで繁栄し、これまでに66種類が発見されています。
ボロファグス亜科の多くの種は、今日のイヌ科とブチハイエナの中間の様な形態をしており、頭骨の特徴から骨を噛み砕く事が出来たとされ、"bone-crushing dog"または"hyena-like dog"等と呼ばれています。
大きな骨を噛み割るのには上顎第四小臼歯(裂肉歯、p4)と発達した下顎の第四小臼歯(p4)を使い、小さな骨は上顎第四小臼歯と下顎の裂肉歯である第一臼歯(m1)で噛む、という様に噛む物のサイズに合わせて歯を使い分けていた様です。
 イラストはボロファグス属の頭骨を基に描きました。短い吻とドーム状の頭、張り出した頬骨弓が印象的なので、少し強調し過ぎてしまったかも知れません。凶暴なチワワという感じになってしまいました。
咥えているのは同時期に生息していた三本指のウマ・ヒッパリオンの足です。ボロファグスの顔と比べると少し小さいかもしれません。
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参考にした資料
・"Pack Hunting in Miocene Borophagine Dogs: Evidence from Craniodental Morphology and Body Size"
Blaire Van Valkenburgh, Tyson Sacco, Xiaoming Wang
Bulletin American Museum of Natural History No.279, Chapter 7
・"Dogs: Their Fossil Relatives and Evolutionary History "
Xiaoming Wang, Richard H. Tedford
(イラスト・文 meribenni)

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