Candiacervus sp.2010年5月28日金曜日
カンディアケルヴス Candiacervus sp.
Candiacervus sp.2010年5月18日火曜日
デスモスチルス Desmostylus sp.
犬塚復元は、四肢が体幹から横に張り出した側方型の体型なのに対し、ドムニング復元は四肢が体の下に伸びる下方型の体型に復元されています。
2010年5月17日月曜日
マストドンサウルス Mastodonsaurus
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大型の絶滅両生類です。
以前は頭が全身の1/3を占めるような特異なプロポーションで復元されていましたが、現在では、その後に発見された標本等を元に、それほど頭の比率は大きく無かったとされています。上顎の先に開いている穴のうち、前の2つは閉口時に下顎の先端近くの牙が収まっていた、と考えられています。
化石両生類は、現生の両生類を参考に比較的凹凸の無い、滑らかな皮膚で表現される事が多いのですが、マストドンサウルスを含む分椎類の仲間には背中に装甲板のような皮骨が発見されているものもあり、また系統的には現生の両生類ともそれほど近いわけでも無い事を考慮すると、ゴツゴツとした体表だった可能性も考えられるのでは、と思い、今回のイラストもそのように表現してみました。また前後肢の爪は無い表現にしています。
分椎類の上顎表面にははっきりとした溝が認められる事があり、これは何らかの機能を持っていたと思われます。分椎の復元の際には、この溝をどう捉え表現するかもポイントの一つになるかと。
「古脊椎動物図鑑」のマストドンサウルスの項には、「日本にこの類の化石がまだ発見されていないのはさびしい」という著者・鹿間時夫氏のコメントがありますが、その約30年後には日本でも化石が発見されました。なんだか、ちょっと良い話です。
参考資料
・"REVISION OF THE TYPE MATERIAL AND NOMENCLATURE OF MASTODONSAURUS GIGANTEUS (JAEGER) (TEMNOSPONDYLI) FROM THE MIDDLE TRIASSIC OF GERMANY"MARKUS MOSER and RAINER SCHOCH
・「The RISE of AMPHIBIANS」
・「古脊椎動物図鑑」
・「両生類の進化」
・「ドラえもんのびっくり古代モンスター」
ドラえもん関連書という事で児童書として扱われる事が多いですが、
古生物本としては非常に情報量の多い内容になっています。
・Tyler Keillor "Saharastega moradiensis"
追記(2011年9月11日)
日本で最初に発見された分椎類の論文が発表されました。
・"The first temnospondyl amphibian from Japan"Yasuhisa Nakajima , Rainer R. Schoch
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(イラスト・文 ふらぎ)
2010年5月6日木曜日
ペドペンナ Pedopenna daohugouensis
Pedopenna daohugouensisジュラ紀後期(?)・内モンゴル
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右後肢の膝から先のみが発見されている小型の恐竜です。
中足骨には、Microraprtor guiの様に正羽が生えていた形跡が保存されています。
今回のイラストは発見されている足先+αを描きました。
Pedopennaは鳥類ではありませんが、少なくとも足だけなら現生の生物では鳥が一番近いと思うので、足先はキジやカラス、ニワトリを、羽の生えている脛などは猛禽類の脚を参考にしています。
描き終えて見直してみると、脛の羽はこんなに長くて妥当なのかとか、脚を伸ばした時に脛の羽と足先の羽はどういう風に重なるのか(そもそも重なったのかどうか)など、全然分からない事が多いなーと思いました。
あと、羽がボロボロ過ぎるかも知れません。
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参考にした資料
・恐竜博2005図録
・恐竜パンテオン
・きまぐれ生物学
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(イラスト・文 meribenni)
2010年5月2日日曜日
アエルログナトゥス Aelurognathus parringtoni
Aelurognathus parringtoni2010年4月26日月曜日
アンダルガロルニス Andalgalornis
Andalgalornis steulleti
頭高 約1.3m
他のフォルスラコス類では確認出来ていませんが、アンダルガロルニスの後肢の第2指(接地している3本の指の一番内側)は、カーブの強い鍵爪形状になっているのが面白いです。そういえば、フォロラコス(フォルスラコスに非ず)っていたよな、と思って調べたところ、フォロラコス属は現在はアンダルガロルニス属等に含まれて、無効名になってしまっているようです。以前、『SF巨大生物の島』版フォロラコスのフィギュア商品原型を製作した事があるので、ちょっと残念だったり。
シカゴ・フィールド博物館にて撮影。
・Alvarenga, Herculano M. F. & Hofling, Elizabeth (2003): Systematic revision of the Phorusrhacidae (Aves: Ralliformes). Papeis Avulsos de Zoologia 43(4): 55-91
・「Extinct Animals An Encyclopedia of Species that Have Disappeared during Human History」Ross Piper
・「Magnificent Mihirungs」
オーストラリアの絶滅した大型の飛べない鳥・ドロモルニスに関する本。ドロモルニス類以外の絶滅した大型地上性鳥類に関する記述もあり、参考になります。
・「南米に君臨した巨大肉食鳥」Larry G.Marshal
別冊日経サイエンス「地球を支配した恐竜と巨大生物たち」収録
2010年4月18日日曜日
ニホングリソン (オリエンシクティス) Oriensictis nipponica
Oriensictis nipponica
上が現生種、下がニホングリソンです。よく分からないまま描いていたので、今見ると現生種のイラストも歯はおかしいのですが、ツッコミは下のニホングリソンのみで。
1)ニホングリソンの下顎p4は単一咬頭。
2)上顎犬歯の溝は下顎犬歯の突出部と対応関係にあるので、口を閉じた状態では全く見えない。
3)上顎m1は下顎m1m2の間くらいに被さる様な対応関係。下顎歯列が少し長いかなぁ。
あとは、歯の上下の対応は互い違いなのでその辺りに気を付けてみて下さい、との事でした。
手直ししたラフを見て頂き、概ね良しとされました。
追加のアドバイスとして、
1)ニホングリソンは肉食傾向が強く、そういった種の犬歯歯根は鼻腔の上の方まで達しているので、その質感が出せると良い。
2)肉食傾向が強いので側頭筋が発達していたはず、恐らく脳頭蓋の天辺に矢状稜があると良い。
3)普通の食肉目(グリソン含む)の下顎犬歯は、獲物に引っ掛けて逃がさない様に機能する為フック状に曲がっていて、上顎犬歯は割合真っ直ぐ。しかし、ニホングリソンの下顎犬歯は上顎犬歯の溝とのハサミ的な役割を備えているので、普通のグリソンほどフックがきつくない。
そのアドバイスを意識しつつイラストを完成させました。
今回の鉛筆描きのイラストを描き終わってから、後頭部が短いかも?と思い、お訊きしてみた所やっぱり少し短いそうです。
実際に研究者の方に見て頂きながら古生物を描いたのは初めてでしたが、自分では分かっていたつもりの事でも、実は全然理解出来ていなかったり、何が分かっていないのかも分かっていない状態だったんだなぁと深く感じました。また、一見それらしく描く事は出来るかも知れませんが、研究者の方無しにはしっかりとした復元画を描く事は出来ないという事も改めて理解させられました。
最後に、素人の私にもとても分かりやすい言葉や表現でアドバイスして下さった荻野慎太郎博士に、この場を借りて感謝申し上げます。有り難う御座居ました。
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参考にした資料
・"New middle Pleistocene Galictini (Mustelidae, Carnivora) from the Matsugae cave deposits, northern Kyushu, West Japan"(Paleontlogical Research, Vol. 12, June 30, 2008)
Shintaro Ogino, Hiroyuki Otsuka
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(イラスト・文 meribenni)




