2016年11月25日金曜日

デイノスクス Deinosuchus

 

 デイノスクス 
Deinosuchus
時代:白亜紀後期
発見地:北米

全長12メートルにもなったと考えられる、史上最大級のワニです。ディノスクスは寿命が50年以上あったと考えられ、それが巨大化の要因の一つと考えられています。以前はフォボスクスとも呼ばれていました。2000年代に入り、他の個体の頭骨等を参考に、新しい復元の頭骨が発表されました。今回のイラストはその新復元頭骨をベースに描いています。




デイノスクス頭骨・旧復元
ダラス自然史博物館にて撮影)



デイノスクス頭骨・新復元
ユタ大学自然史博物館にて撮影)
現在は、こちらの頭骨で展示される事が増えているようです。

2016年10月5日水曜日

イー Yi

イー・チー
Yi qi
大きさ:翼開長 約60cm?
発見地:中国
時代:ジュラ紀後期
前肢に皮膜があり、翼として使っていたのでは、と推測されている恐竜です。しかし、発見されているのが主に前半身のみのため、はっきりとした姿は判明しておらず、また前肢も完全には残っていないため、皮膜部分がどのようになっていたのかも推測の域を出ません。今回は前肢に関しては発表論文にあったイラストに従いコウモリに似た形状に、体後ろ半分に関しては、近縁種のエピデクシプテリクス等を参考に描いています。

主な参考資料
・  "A bizarre Jurassic maniraptoran theropod with preserved evidence of membranous wings" 
   Xu, X.  Zheng, X. Sullivan, C. Wang, X. Xing, L. Wang, Y. Zhang, X. o’Connor, J. K. Zhang, F. Pan, Y. (2015).