2017年10月5日木曜日

コエロフィシス Coelophysis

コエロフィシス
Coelophysis
体長3m
発見地:アメリカ ニューメキシコ州
時代:三畳紀後期

 これまで数百体の化石が見つかっています。骨が中空になっていたことから、この名前が付けられました。前足の指は4本ありますが、1本は退化して機能していませんでした。2本、3本の指を持つ獣脚類への進化の途中にある恐竜だと考えられています。
 成体のコエロフィシスの化石の腹部から、幼体のコエロフィシスの骨が見つかったことから、コエロフィシスは共食いをしていたと考えられていました。しかし、この骨はワニの仲間の骨だとわかり、共食いではなく、代わりにほかの肉食動物と争っていた可能性があるということがわかりました。
 コエロフィシスは、幼体から老齢個体までが同じ場所に集まって化石になっていることがあります。このことから、コエロフィシスは群れで生活していたと考えられています。

 
コエロフィシス 復元骨格