Edaphosaurus boanerges
エダフォサウルス・ボアネルゲス
全長:約2.5m
発見地:北米
時代:ペルム紀前期
(エダフォサウルス属としては石炭紀後期~ペルム紀前期)
肉食性のディメトロドンに対し、エダフォサウルスは植物食性とされます。通常の歯だけでなく、上顎口蓋や下顎内側にも多数の粒上の突起があり、すでにかなり高度な植物食への適応があったようです。また、背中の帆に関しても、長く上に伸びた脊椎突起からさらに横方向に小さな棘が多数あり、これもディメトロドンとの容姿の違いの一つになっています。
エダフォサウルスには複数の種類が報告されており、今回は一番良く知られているボアネルゲス種の展示を参考に描いています。
エダフォサウルス・ボアネルゲス
(東京・国立科学博物館にて撮影)
こちらは、エダフォサウルス・ポゴニアス
(シカゴ・フィールド博物館にて撮影)。
エダフォサウルス属では最大種で、全長約3m。背中の帆は、ボアネルゲスに比べ低めになっています。展示骨格や論文の図板を見る限り、頭骨の形状も結構違います。
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主な参考資料
・"Encyclopedia of Paleonherpetology Pelycosauris"
Robert R. Reisz
・「哺乳類型爬虫類」(金子隆一 朝日選書
(イラスト・文:ふらぎ)
(恐竜・古生物イラストブログ「Extinct Creatures)