2017年1月12日木曜日

マイアサウラ Maiasaura




マイアサウラ Maiasaura
体長:約9m
発見地:アメリカ
時代:白亜紀後期

密集した巣化石が見つかっていることから、集団営巣をしていたと考えられています。また歯がすり減った、足が未発達な幼体の化石も発見されており、親が子の世話をしていた可能性が推測されています。




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ヒパクロサウルス Hypacrosaurus

ヒパクロサウルス
 Hypacrosaurus
全長:約10m
発見地:北米
時代:白亜紀後期


様々な成長段階(胚を含む卵化石~成体)の化石が見つかっています。その化石から、トサカの形状は成長とともに変化する事も判っています。イラストは成長した大人の個体を元に描いています。





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オロロティタン Olorotitan

オロロティタン Olorotitan
体長:約12m
発見地:ロシア
時代:白亜紀後期


化石は完全には残っていませんが、大きな扇状のトサカを持っていたと推測されています。コリトサウルスヒパクロサウルスに近縁とされていま。今回のイラストでは、トサカの形状は2012年の論文のものに合わせています。その前の復元の”ゲルググ”トサカも個人的には好きなのですが。



発見部位だけで組み立てられています。


主な参考資料
・Osteology and relationships of Olorotitan arharensis, a hollow−crested hadrosaurid  dinosaur from the latest Cretaceous of Far Eastern Russia
PASCAL GODEFROIT, YURI L. BOLOTSKY, and IVAN Y. BOLOTSKY 


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2016年11月25日金曜日

デイノスクス Deinosuchus

 

 デイノスクス 
Deinosuchus
時代:白亜紀後期
発見地:北米

全長12メートルにもなったと考えられる、史上最大級のワニです。ディノスクスは寿命が50年以上あったと考えられ、それが巨大化の要因の一つと考えられています。以前はフォボスクスとも呼ばれていました。2000年代に入り、他の個体の頭骨等を参考に、新しい復元の頭骨が発表されました。今回のイラストはその新復元頭骨をベースに描いています。




デイノスクス頭骨・旧復元
ダラス自然史博物館にて撮影)



デイノスクス頭骨・新復元
ユタ大学自然史博物館にて撮影)
現在は、こちらの頭骨で展示される事が増えているようです。

2016年10月5日水曜日

イー Yi

イー・チー
Yi qi
大きさ:翼開長 約60cm?
発見地:中国
時代:ジュラ紀後期
前肢に皮膜があり、翼として使っていたのでは、と推測されている恐竜です。しかし、発見されているのが主に前半身のみのため、はっきりとした姿は判明しておらず、また前肢も完全には残っていないため、皮膜部分がどのようになっていたのかも推測の域を出ません。今回は前肢に関しては発表論文にあったイラストに従いコウモリに似た形状に、体後ろ半分に関しては、近縁種のエピデクシプテリクス等を参考に描いています。

主な参考資料
・  "A bizarre Jurassic maniraptoran theropod with preserved evidence of membranous wings" 
   Xu, X.  Zheng, X. Sullivan, C. Wang, X. Xing, L. Wang, Y. Zhang, X. o’Connor, J. K. Zhang, F. Pan, Y. (2015).

2015年9月29日火曜日

パキケトゥス  Pakicetus


パキケトゥス
Pakicetus sp.
大きさ:体長 12m
発見地:パキスタン、インド
時代:古第三紀始新世前~中期(約5600万年前~約4000万年前)

パキケトゥスはパキスタンから見つかった哺乳類で、最古のクジラ類とされていますが、しっかりとした四肢を持ち、また歯の特徴や頭頂部に寄った眼の位置、密度が高く重い肋骨等から水陸両生で、淡水域に生息し魚食性の動物だったと考えられています。
クジラ類の起源については長年謎でしたが、分子系統解析の結果、クジラ類が有蹄類、中でもカバ類に近いことがわかりました。パキケトゥスの距骨(かかと部分の骨)には有蹄類の距骨に似た構造があります。

(イラスト・山本浩司、文・Kris S.

主な参考資料
Thewissen, J. G. M.; Williams, E. M.; Roe, L. J.; Hussain, S. T. (2001). "Skeletons of terrestrial cetaceans and the relationship of whales to artiodactyls". Nature 413 (6853): 277-281.
Thewissen, G. M.; Cooper, L. N.; George, J. C.; Bajpai, S. (2009) “From Land to Water: the Origin of Whales, Dolphins, and Porpoises”. Evo Edu Outreach 2: 272288. 

 

2015年9月7日月曜日

メトリオリンクス Metriorhynchus




メトリオリンクス
Metriorhynchus sp.
大きさ:全長3m
発見地:イギリス、フランス、ドイツ、スイス
時代:ジュラ紀中期~後期(約16700万年前~約15300万年前)

化石ワニは現在のワニよりも多様な姿をしており、多様な環境に適応して多様な生活をしていました。海生ワニのメトリオリンクスはその一例です。
メトリオリンクスは完全水生のワニです。手足は現生のものに比べると小さく、骨が平らになってヒレ状になっていました。体は流線型で、サメ様のヒレのある尾を持っていました。現生のワニにあるような皮骨板は失われ、素早く泳ぐのに適した体になっていました。
メトリオリンクスの胃の部分からはアンモナイト、べレムナイト、翼竜の骨、魚などが見つかっています。また、メトリオリンクスのものと思われる歯型が残る、首長竜の首の骨も見つかっています。獲物を捕まえて食べることもあれば、大型生物の死骸を漁ることもあったようです。メトリオリンクスは塩類を排出するための腺が発達しており、海水を飲んだり、海水と同じ浸透圧の獲物を大量に食べたりすることができたようです。
メトリオリンクスをはじめとする海生ワニの卵や幼生は、2015年現在見つかっていません。ワニ類に胎生のものが見つかっていないことから、海生ワニは卵生で、陸に上がって産卵をしていたのではないか、という説もあります。
 (イラスト・Shu-yu Hsu、文・Kris S.)

今回のイラストは、台湾の作家・ Shu-yu Hsuさんの作品です。
 Shu-yu Hsuさんは、学研の図鑑LIVE・恐竜のARアプリ用のパラサウロロフス骨格CG等も担当して貰っています。 (ふらぎ)





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参考文献
Young, M. T., S. L. Brusatte, M. Ruta, and M. B. Andrade. 2010. The evolution of Metriorhynchoidea (mesoeucrocodylia, thalattosuchia): an integrated approach using geometric morphometrics, analysis of disparity, and biomechanics. Zoological Journal of the Linnean Society, 2010, 158, p. 801–859

Mueller-Töwe IJ (2006) Anatomy, phylogeny, and palaeoecology of the basal thalattosuchians (Mesoeucrocodylia) from the Liassic of Central Europe. Unpublished PhD thesis, Universität Mainz, Germany.