キヤモドゥス ヒルデガルディス
全長 約1m
スイス・北イタリア
三畳紀中期
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プラコドゥスやヘノドゥス、プセフォデルマ等を含む板歯類の一種。キヤモドゥス属には数種が報告されていますが、今回はその中でも2010年に胴体についての詳細な報告されたヒルデガルディス種を基にしています。キヤモドゥスの復元に関しては、以前はウミイグアナのような胴体を持つ姿に復元されていましたが、2010年の報告から近縁のプセフォデルマと同じように、背中と腰の2枚の装甲板を持つ姿だったと考えられています。
また、カメと違い、手足が甲羅の中に引っこむような骨格では無いので、このイラストではトカゲやワニのような一般的な前後肢の表現にしています。
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主な参考資料
・" New interpretation of the postcranial skeleton and overall body shape of the placodont Cyamodus hildegardis Peyer, 1931 (reptilia, Sauropterygia)."
Torsten M. Scheyer (2010).
Palaeontologia electronica,
・"Osteology of the skull of Cyamodus kuhnschnyderi "
Nosotti & Pinna (1993)
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(イラスト:ふらぎ 文:ふらぎ)
(恐竜・古生物イラストブログ「Extinct Creatures)